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白夜行
つーことで、先週見損ねた映画「白夜行」を見る。
東野圭吾の原作は文庫で読んでました。

感想。
頑張っていたんじゃないでしょーか。
悪い印象は全くないっすね。
映像に独特な、落ち着いたトーンがありまして。
割とありがちな感じはしないでもないけれど、それを貫こうとした意志は買う。

とはいうものの。
やはり不満なところもあります。
例えば。
最後のあたりで、元刑事がヒロインの夫に、ヒロインの過去を話すんですが。
元刑事役が船越英一郎であるだけに、テレビの2時間ドラマに見えてきたのは、オイラだけではない、はず。

次。
ヒロインが堀北真希でよかったのかどうか。
いや、彼女自身は、ものすごく頑張ってました。
(背中を見せるとか、そーゆーのではない)
彼女自身のほんわかとしたイメージを払拭するような演技でした。
でも、個人的には少し、なんつーか、フィットしきっていなかったような。
じゃあ、誰が演じれば良かったのか?と問われると、答えに窮してしまうんですが。

もう一つ。
この映画、全体を静謐なトーンで貫いていると書きましたが。
最後の最後で、元刑事と元少年の感情を爆発させるんですよ。
ここは、映画のキモで一番盛り上げてやる、という意図で爆発させちゃったと思うんですが。
それが良かったのかどうか。
船越英一郎、一世一代の演技で、それ自体は非常に素晴らしかった。
あの感情の爆発があるからこそ、この映画を評価すると言う人がいてもなんの不思議もないっす。
でも、ホントに個人的に、なんか、ここだけ映画全体から浮き上がってしまった感じがしちゃったんですよ。
映画っつーのは、難しいものですな。

あと、映画自体に罪はないのだけれども。
原作があってそれを割と忠実に映画化したものだから、子供による犯罪が鮮やかすぎて、リアリティがなくなってしまった。
小説を読んだときは、東野圭吾氏の実力も相まって、引っかかりもなかったのだが。
映像化されると、そうも上手く小学生が犯罪できるかぁ?と思うわけですよ。

と、ケチをつけてますが、やっぱり面白かったですよ。
特に、少年役と少女役は素晴らしい。
素晴らしいだけに、悲痛さが一層増すわけですが。

そうしたもろもろを含めて、見て良かったっす。
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by ian-70 | 2011-02-05 22:25 | 映画