牧薩次著「完全恋愛」を読む。
08年の各種ミステリランキングで軒並みベストテン入りしていた小説であります。 ちなみに著者は有名な作家でありますが、アナグラムでこの名前にしています。 ミステリファンならよく知られているらしい。 この著者名も、ただ単に過去アナグラムで作った名前を使っているというわけではない。 感想。 ミステリの謎解きは最初っから放棄しているオイラであります。 作者からの挑戦みたいなのがあるミステリ小説がありますが、チャレンジしたことさえありません。 が。 なぜか今作のメイン?の謎というかポイントが、読んでてすぐにわかってしまったんですよ。 終わりのほうを先に読んでしまった、とかではなくって。 だから、最後の最後で大感動となるべきところ、全く反応できませんでした。 それ以外の、謎とかトリックとかは、面白かったんですけど。 戦後最大級の事件を絡ませるあたりは、巧いというか、これを持ってくるか、と。 ここらへんは、力技ではありますが、さすがであります。 でも、やっぱり最後の大ネタがなあ・・・。 タイトルに「完全恋愛」と持ってきた意味がないぢゃん。 なんで、今回に限ってわかってしまったんだろ、オイラ。 うまく引っ掛けられた方は、最後の最後でとんでもないカタルシスを得られたんだろうなあ、と羨ましいっす。 これから読まれる方は、素直に読みましょう。
by ian-70
| 2009-01-19 15:32
| 小説
|
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||