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容疑者xの献身
話題の映画?「容疑者xの献身」を見に行く。
評価が難しい。

個人的な立ち位置。
原作の小説は、年末のミステリランキングで1位になったということで、読んでた。
ストーリーはすっかり忘れてましたが、映画が進行していくに従い思い出してきて、トリックで驚くということはありませんでした。
テレビドラマのシリーズは、なんだかんだいっても見てた。
柴咲コウのファンでもなく、福山雅治のファンであるはずもないのに、理由はよくわからないまま、見てたなあ。

今回の映画化は、当然のことながらテレビドラマの延長線上にあるわけで。
それが、やっぱりマイナスポイント。
福山・柴咲がどーしても、軽く見えちゃうんですよ。
彼らなりにがんばっていたとは思うんだが、それは彼らの中で、の話。
他の比較対象となる役者さんが同じスクリーンで演技をしていたら、彼らの今現在の力量の無さ加減が露わになっちゃう。
テレビサイズの演技と映画の演技の差がモロに出ちゃった。

で、その比較対象となる役者その1、堤真一。
非常に素晴らしい演技だったかと。
劇中ずっと抑え、最後に感情が爆発するシーンはなかなかのモノです。
ただ、彼を責めるわけではないのだが、石神役は、さえない、もっと言えばキモいくらいのルックスの役者が演じるべきだったのじゃないのかな。

比較対象その2、北村一輝。
テレビドラマではマーケティング?のため、その役のポジションを柴咲に渡してしまってましたが、今作では本来の姿に戻ってた。
そうすると、必然的に柴咲と同じ画面内で演技することが多くなりますわな。
そりゃ、柴咲に分が悪すぎる。

あと、松雪泰子さんも良かったっすね。
DMCの女社長役から、こんな薄幸そうな女性役まで、幅が広いっす。

細かいことなんですが。
福山・柴咲の服装が気になってしかたがなかった。
劇中、12月の設定なんですが、ボタンを外し、シャツの首をかなり開いてるシーンがあるんですよ。
寒いだろ。
それでいて、オーバーとかは着てるし。
ドラマの福山・柴咲のイメージなんでしょうが、そこら辺はキッチリしましょうや。

できることなら、石神が何に、どのように絶望していたのかとか。
それが花岡の出現により、どのように変化したのかとか。
湯川の石神に対する友情と葛藤するところとか。
もうちょっと深く丁寧に描いてほしかったかなあ。

映画的には、石神の慟哭シーンで終わるべきだったっすね。
そのあと、福山・柴咲に語らせるんですが、そこはハッキリと余計です。
そこで語られることは、ここまで映画を見てた人にはわかりきったことで、そんなことまで説明すんなよ、と。
映画見てる人間をバカにすんなと、ちょっとイラッとしました。
(でも、もしかしたら、そこまで口にして説明しないとわからないヤツがいるのかも、と不安になりましたな)

これって、ドラマと完全に切り離し、全く違う出演者、演出で作った方がよかったんじゃないかなあ、と思いますが。
でも、それじゃ、映画化の企画が通らなかったのか。

悪くはないが、もっと良くなることは出来たはず、という感じっすかね。
by ian-70 | 2008-10-05 11:02 | 映画
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