百年の誤読 海外文学編
書評家の岡野宏文氏と豊崎由美氏による対談本の第2弾。
翻訳されている、20世紀に書かれた海外文学作品をあーだこーだ言う本。
前作の「百年の誤読」がけっこう面白かったので、購入することに。

感想。
意外と、読後感が悪い。
なぜかと考えてみるに。
女子中学生がそこにいない人物について悪口言って盛り上がってる、って感じがするから。

20世紀に書かれたわけだから、1901年から2000年まで。
100年前の作品が古くなっていないわけがないのだが、それを古いと貶しても意味がないでしょ。
その時代を反映した作品を、今現在の価値観で切り捨てていーのかな?

それから、二人の書評家氏のスタンスが似過ぎてる。
一人が褒めたら、他方も褒め。
もう一人が貶したら、他方も貶す。
全っ然、スリリングでもないし、芸になってもいない。
ホントに女子中学生の陰口大会って感じ。

貶すのなら、反論する権限を相手に与えなきゃ。
でも、ここでは物言わぬ過去の作品を相手としてる。
そりゃ、盛り上がるでしょーよ、同じ価値観の持ち主同士が、一方的に貶すことができるんだから。

ハマる人はハマるんでしょーけど。
あんまりお勧めしません。
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by ian-70 | 2008-03-18 22:13 | 日記・雑感
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