長居に行く前に「スチームボーイ」を見に行く。
客層としては、「AKIRA」をリアルタイムで見たそこそこ歳のいった人よりも、 夏休みが始まったこともあってか中高生男子がメインっぽい。 内容。 マッド・サイエンティストが暴走しちゃって、19世紀のロンドンをぶっ壊しちゃいました、テヘ。 って、まんまスチーム・パンクだよな。 ま、タイトルにスチームってついているくらいだから、当たり前だけど。 この映画を見るコツとしては、「あの『AKIRA』の大友克洋監督の最新作」とか「製作期間9年、制作費24億」といった情報を頭の中から消し去って、単に目の前の映像を楽しむ、こと。 ストーリーがなあ。 映像を見せるためにとってつけたようなストーリー。 よくこんな脚本でOKがでたもんだ、と半ばあきれる。 悪役らしい悪役もいないし、よくわからぬままクライマックスのスチーム城うんぬんへ。 最後のシーンの主人公レイの言葉は、今の映画の〆にもってくる言葉じゃないよな。 映像は確かにすばらしい。 蒸気や歯車の機械は確かにわくわくする(特に男の子はそうなんじゃなかろーか)。 でも空中を飛ぶシーンで、自分も飛んでいる気分になれなかったのはちょっと、拍子抜け。 キャラクターも、ねえ。 一番印象に残ってるのがスカーレットなのはなぜ? これは声優の小西真奈美さんによるところが大きいか。 もっと早く、もっと安く製作できたんじゃないの、と思ってしまうのだが。 個人的に映画パンフは気に入った、面白かったものだけ購入するのだが、結局、パンフも購入することもなし。 (余談ながら、パンフを買った一番新しい映画は長澤まさみちゃんの「ロボコン」だったりする) と、まあ、ネガティブなことばっかり書いたけど、見に行って損したなとまでは思わない。 料金分はキッチリ楽しませていただきました。 と、ここまで書いたところで、新情報。 どうも続編が製作されるらしい。 個人的にはスカーレット主人公の「スチームガール」希望。 もちろん声優は小西真奈美さんで。
by ian-70
| 2004-07-18 19:10
| 映画
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