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狼花
新宿鮫シリーズの最新刊。
いちおー、このシリーズ全作は読んでいるのだが、全く内容を覚えていないというのはどーゆーことだ、オイラ?
ま、そんなの覚えていなくてもそれなりに読めたんで、そんなにこだわらなくてもいーのか。

で、読んだ感想。
大沢在昌って、ウマいねえ。

新宿鮫って、ある種のファンタジーというかおとぎ話であるわけで。
主人公が元キャリアでありながら、今は新宿で一匹狼の腕利き刑事。
しかも付き合ってる女が、ロックバンドのボーカルで、ロケットおっぱいの持ち主という。
そんなのマンガの主人公でも、最近はいねーよ。

そんな、フツーならリアリティの欠片もない人物を主人公としておいて、それでいてここまで読ませるなんて芸当は、作者の手腕としか言いようがない。
購入したその日のうちに読了しちゃったもんなあ。

でも、フト気が付くと、そんなに内容を覚えていないというのは如何なものか。
いや、読んでる最中は面白かったっていう記憶はあるのだが。

あと、新宿鮫ってノベルスってイメージがあったけれど。
ま、これもビジネスなんっすかね。
by ian-70 | 2006-10-12 00:32 | 小説
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