人気ブログランキング |
名探偵 木更津悠也
えー、セレッソのことを考えていると、どんどん憂鬱になっていくので、気分転換に読書。
「名探偵木更津悠也」
ちょっと前に書いた「夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)」の著者、麻耶雄高の最新短編集。
この人の作品は「夏と冬」しか読んだことがなく、著者の情報もほとんど知らない。
えらく寡作の人らしい。
寡作の作家さんて、どうやって生活してんだろう?
いしいひさいちのマンガに出てくる広岡先生とか。

「夏と冬」は、正直なところ、よくわかんねー。
殺人の動機や密室トリックは、説明されて、まあなんとか理解はできた。
けれど、それ以外の謎は全然わからないままで、終わっちゃう。
ある登場人物がラス前にいきなり現れて、その説明はなし。
こんな終わり方あるかよと、本を叩きつけたくなったのは、私だけではないはず。
ある意味、こんだけ驚かされたのは、久しぶりだったかも。
「明治断頭台」にはかなわねーけど。

ただ、あれはあれでよかったのだ、たぶん。
ミステリというよりも、主人公烏有の成長する姿を書いた青春小説(←書いてみて我ながらちょっとこっ恥ずかしい)だったのだ、きっと。
結構、主人公に感情移入しちゃったりして。
だから、最後のどんでん返しであんだけ驚かされたんだろうな、と。
(それでも、とーりちゃんの扱いは納得いかねー)

で、その著者による短編集。
「夏と冬」のテイストを期待すると、思いっきり肩透かしを食らう。
つーか、食らった。
そう度々、「夏と冬」みたいなの書けるわきゃねーよなあ。
なんつーか、普通の名探偵ものって感じ。
普通の名探偵ものって、語義矛盾してるような。

うーん、時間を潰すには絶好の読み物だったけど、なんだかな。
2時間で読めちゃったし。これでいーのか。
麻耶雄高っつーことで、期待値を高くしていたのかもしれん。
でも、ミステリ読みの人やファンの評価はやっぱり高いみたい。
多分、読めてないんだろうなあ、オレ。
速攻でブックオフ行きかなあ。
思い入れなくてすまんね。ファンの人。
by ian-70 | 2004-06-08 16:16 | 小説
<< 山田風太郎普及委員会 練習生マティコ >>