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時をかける少女(ネタバレあり)
映画「時をかける少女」を見た。
原田知世主演の大林宣彦版がリアルタイム世代のオイラとしては、見ないわけにはいかないだろう。

率直な感想としては、悪くない、というか、むしろ良くできてると思います。
ある、一点を除いて、ですが。

それは、涼太の襟足が浮いていて気になるとか。
芳山和子って、数百年後に実現する薬?を開発するなんて、ハンパねぇとか。
そーいうことではない。

ネタバレをしちゃいますが。
過去にいってしまった芳山あかりと共に深町一夫を捜す涼太は、バス事故で亡くなってしまう。
歴史は変えることが出来ず、現代に戻り、過去の記憶をなくす。
それでも、何かを心に残し、前を向いて歩き始めるあかり。

ここが、ちょっと気になるんだよね。
なんつーか、人の死を悲しみの素にしているような気がしてならないのだ。
ここ何年か連発された難病モノ邦画では、悲しんで泣くためだけに、どんどんヒロインが病死させられてましたが、あれと同じ扱いのような。
そりゃあね、人が、それも想いを寄せている人が死んだら、悲しいに決まっている。
でも、それって、めちゃくちゃ安易だろうし、人の生死が軽く見えてしまう。
それは、「時をかける少女」の世界では、フィットしていない。
「二度とは会えない場所へ、一人で行かないと誓って」って唄っている。
死んでしまったら、会うもなにもないでしょ?

過去へのタイムトラベルものというと、オイラなんかは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」なんかを思い出すのだが。
あの映画では、過去の出来事が微妙に影響し、未来(現在)が変わってしまうのだが、大枠での歴史は変わらない。
この位の歴史改変をやっても良かったのではないのかなあ。
つーか、してほしかった。

オープニングに原田知世の「時をかける少女」のいきものががりでカバーさせ。
主役にアニメーション版「時かけ」の声をやっていた仲里依紗をもってくる。
ある意味、ものすごい作為的な映画作りであるのだが、仲里依紗はよくやってたと思う。
映画のオフィシャルサイトで、彼女のコメントに「『時をかける少女』というブランド」というのがあるのだが、これが言い得て妙。
彼女は、ブランドイメージを損ねることなく、むしろ新しいイメージを加えることに成功してる。

うーん、原田知世主演版が久々に見たくなってきたな。
by ian-70 | 2010-03-22 22:14 | 映画
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